事務所の賃料や携帯電話代などの通信費などの費用は、使用した合計額をすべて計上するのではなく、実際の利用割合によって事業按分する必要があります。
下記は按分が必要な経費の例です。
- 自宅兼事務所の場合の家賃や水道光熱費
- 携帯電話代
- 車を使用する場合のガソリン代
経費を按分するための利用割合は、ご自身の活動の状況に合った内容である必要があります。
利用割合の計算例
例1:自宅兼事務所の利用割合計算方法
◎1週間のうち、3日は自宅で仕事をしている場合
3日間÷7日間(1週間)=42.8%
◎ほぼ毎日仕事をしている場合(仕事をしているスペースから計算)
30㎡÷100㎡(のべ床面積)=30%
例2:携帯電話代の利用割合計算方法
◎1日のうち、3時間スマートフォンを用いて仕事をしている場合
3時間÷24時間(1日)=12.5%
例3:仕事先へ移動する際のガソリン代の利用割合計算方法
◎1週間のうち、5日は車を使用して仕事をしているという場合
5日間÷7日間(1週間)=71.4%