税務署に行かずに確定申告!3つの申告書の提出方法
申告書提出の3つの方法

確定申告の時期の税務署はとても混み合います。個人事業主にとって、平日の昼間に税務署で並んで提出する時間をねん出するのは難しいもの。そこで、税務署へ申告書を持っていかなくても確定申告ができる方法をご紹介します。

税務署に行かなくてもOK?確定申告書の提出方法3パターン

確定申告書の提出方法は、大きく分けて次の3つがあります。

(1)郵便または信書便で所轄の税務署に申告書を送付する

自宅で作成した確定申告書を税務署へ送る方法です。

 

申告書は「信書」にあたるため、「郵便物」または「信書便物」として送らねばなりません。この方法で提出した申告書の提出日は、通信日付印(消印)の日付とみなされます。つまり、提出期限の3月15日の23時59分までに郵便局で消印を押してもらえれば、期限内に確定申告書を提出できたことになるのです。

 

郵送での申告は、こんな人にオススメ!

税務署に特に質問はないし、受付で並びたくない。でも、パソコンはちょっと苦手かも……という人。

(2)所轄の税務署の受付に申告書を持参する

確定申告書を税務署に持っていく方法です。これが一般的な申告書の提出方法でしょう。

 

税務署では、この時期に確定申告書の受付とともに、さまざまな相談も受け付けています。そのため、提出前に疑問を解決できるのがメリットです。ただ気を付けたいのは、税務署が開いている日時です。基本的に、税務署が開いている日時は、月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時まで。確定申告時期には土日に開いているときもありますが、レアケースだと思った方がいいでしょう。

 

ただし、提出だけならば、土日祝日を含む時間外でも大丈夫。税務署に設置された「時間外文書収受箱」へ確定申告書を投函してください。こちらは税務署の外側に置かれていますので、24時間いつでも投函することが可能です。

 

税務署に持参して申告はこんな人にオススメ!

わからないことはすぐ質問したいし、相談に乗ってもらいたい! 税務署の窓口が開いている時間に行けるという人。

(3)e-Tax(電子申告)で確定申告をする

確定申告書の提出は、インターネット経由でも可能です。ご自身のパソコン上ですべての手続きが終わるため、税務署はおろか、外に出ることすらせずに確定申告を終えることができます。インターネットを利用した手続きですから、確定申告時期は24時間受け付けています。最初に準備がいくつかありますが、それを終えれば、あとは自宅で作業するだけ。多忙な人にはぴったりかもしれません。

 

電子申告はこんな人にオススメ!

パソコンの環境を整える準備が苦にならないし、確定申告の作業をインターネットで完結してしまいたい! それに、平日に税務署に行く時間もないという人。

 

▼関連リンク
「e-Tax」でインターネットを使って確定申告!メリットと手順

確定申告書の入手方法

なお、確定申告書に直接、書き込んで提出したい人も、わざわざ税務署に申告書を取りに行く必要はありません。確定申告書は、所轄の税務署に取りに行くほか、国税庁のウェブサイトからダウンロードもできます。自宅で印刷したり、ダウンロードしたものをコンビニで印刷したりすれば、それに記入して送付することで、税務署に行かずとも確定申告を終えることができます。

 

確定申告の時期は年度の変わり目にもあたり、あわただしくなりがちな時期。ぜひご自身に合った提出方法を見つけて、負担なく速やかに提出するようにしましょう。

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