自分の住む住宅を手に入れた際に、「すまい給付金」という給付金が支払われる制度があるのをご存知ですか? 新築住宅はもちろん、中古住宅も対象になります。制度を受けるための条件や申請方法、支給金額の計算方法などを解説します。
そもそも「すまい給付金」 とは?
すまい給付金の目的は、消費税の引き上げ後に住宅を購入する際、消費税率アップによる負担を軽減すること。消費税率が5%から8%になるタイミングで制定された制度なので、消費税率が8%以上で購入した住宅が対象です。そのほかにも条件はありますが、対象者には最大50万円が給付されます。実施期間は、2015年4月から2021年12月までの予定です。
すまい給付金を受け取るための要件とは?
すまい給付金を受け取るには、一定の要件を満たしている必要があります。まず、その対象者となる要件を確認しましょう。
すまい給付金の対象者となるための要件
- 住宅の不動産登記上の持分を保有し、かつ住民票において居住が確認できる人
- 収入が一定以下であること
・消費税8%で住宅を取得した場合……収入の目安は510万円以下であること
・消費税10%で住宅を取得した場合……収入の目安は775万円以下であること - その他
住宅ローンを利用しない場合は、50歳以上であること。消費税10%で住宅を取得した場合は、さらに収入額の目安が650万円以下(都道府県民税の所得割が13万3,000円以下)であること。
次に、すまい給付金の対象となる住宅の要件を確認しましょう。
すまい給付金の対象となる住宅の要件
- 消費税率8%以上で住宅を購入していること
- 床面積が50平方メートル 以上であること
- 第三者機関の検査を受けた住宅であること
・新築住宅の場合……施工中に第三者の現場検査を受け、一定の品質が確認された住宅(例:住宅瑕疵担保責任保険加入住宅
・中古住宅の場合……売買時に第三者の検査を受け、一定の品質が確認された住宅(例:既存住宅売買瑕疵保険加入住宅
すまい給付金の申請方法
すまい給付金を受け取るには、給付申請書に必要な書類を添付して提出する必要があります。申請者の要件と申請方法は以下の通りです。
すまい給付金を申請するための要件
(1)申請者
住宅の不動産登記上の持分を保有し、かつ住民票において居住が確認できる人
※住宅事業者等による手続代行も可能
(2)申請期間
住宅の引き渡しを受けてから原則1年以内であること
※当面の間は1年3カ月に延長されている
(3)申請方法
- 窓口申請……各都道府県に設置されている、すまい給付金申請窓口に申請書と必要書類を提出
※代理申請の場合は、窓口申請のみ - 郵送申請……すまい給付金事務局へ申請書と必要書類を郵送
申請書類に不備などがなければ、提出から1カ月半から2カ月程度で申請者に給付金が支払われることになっています。
給付金額の計算方法
最後に、すまいの給付金の給付金額を計算する方法をチェックしましょう。
すまいの給付金の給付金額の求め方
給付金額=給付基礎額×持分割合
給付基礎額は、住宅取得者の課税所得をもとに決定され、消費税率8%で住宅を購入した場合は10万円、20万円、30万円の3段階、消費税率10%の場合は10万円、20万円、30万円、40万円、50万円の5段階があります。
すまい給付金 は、収入や住宅の要件はあるものの、難しい申請ではありません。住宅購入は、人生の中でもトップクラスの高い買い物。制度を賢く活用したいものです。