「純資産」の概念は、あの国民的少年マンガの必殺技で考えるとわかりやすい!
2020.02.18

こんにちは。ライターの斎藤充博です。

 

特別控除のメリットを考え、「今年こそは青色申告!」とがんばって帳簿を付けている方も多いのではないでしょうか。青色申告を選択したうえで複式簿記によって自分の事業の記帳をし「貸借対照表」を完成させると、65万円を所得から控除することができます。

 

ところが「貸借対照表」って理解するのが難しいですよね。貸借対照表には大きく分けて「資産」「負債」「純資産」の部がありますが、特に難しいのが「純資産」のところだと思います。

 

なぜ純資産が難しいのか。簡単に説明すると以下のようになります。

 

「資産」は自分が持っているもの。「負債」はいずれ払う必要があるもの。「純資産」は資産から負債を引いたもの。

 

……純資産だけ具体的なイメージができません。そう、純資産は資産や負債に比べてより抽象度が高い概念だからです。

ハッ。ついつい大声になってしまいました。お忙しい方々に、もうこれ以上会計の本を読んでいただく時間を取らせるわけにはいきません。

 

そこで今回は、多くの人が一度は読んだことがある、あのマンガで「純資産」を理解していただくことにしました。

 

そのマンガとは……。

オッス! 国民的な少年マンガのあの人です。簿記の話はわからなくても、あのマンガならわかりますよね……? それではこのまま外に出たいと思います。

「地球のみんな……オラにほんのちょっとだけでいい……元気を分けてくれ~~~~!」

 

もうおわかりかと思いますが、これは「○気玉」です。あのマンガの主人公の必殺技、○気玉を作ることが「純資産」を理解する唯一の早道なのです。

「たいへんだ! 私たちの気も使ってもらおう!」

「もうちょっとだ……みんな元気を分けてくれ~~~!」

「できた! ○気玉!」

 

生まれて初めて○気玉を放つことができました。やればできるもんだな……。

 

さて「資産」「負債」「純資産」はそのまま、「○気玉」「みんなの元気」「○空」に置き換えることができます(○の中は各自補完しながらどうか読み進めてください。僕には○を使わずに書き進める勇気がありません)。

 

それでは一つひとつ解説していきましょう。

資産とは

資産とは経営者が持っている財産です。

 

ところが、この資産には自分のお金で作り出したものと、他人から借りたお金で作り出したものがあります。お金に色は付けられないので、資産はこの2つがごちゃ混ぜになって存在しています。これを利用して会社は仕事をしています。

 

○気玉は、○空だけのパワーではなく、他人から借りてきた気を利用して作られています。マンガの中ではこれを利用して敵を倒そうとするわけです。

負債とは

負債とは返さなくてはいけないお金のことです。

 

仕事をしていくのに、自分の持っている元手だけでは足りずに、借金をすることがありますよね。

 

○空が○気玉を作るときも、○空自身の「気」だけでは足りずに、地球上のみんなの気を借りているわけです。

純資産とは

純資産とは商売を始める時の元手のことです。

 

元手があるからこそ、それを利用して資産を買ったり、みんながお金を貸したりしてくれるわけです。

 

○気玉に例えると、これは○気玉を作り出している○空そのものです。

まとめ

というわけで、「純資産」とは「○気玉を作っている時の○空」と覚えておいていただけますでしょうか。もしも周りに「純資産がわからない」という人がいたら「純資産っていうのは○空なんだよ!」とお伝えいただくと「わかりやすい!」と感謝されると思います(「バカ……?」と思われる可能性もあります。責任は持てません)。

もう一つぜひ覚えておいてほしいことがあります。○空は○ーパーサイヤ人の時には「○気玉」は作れません。必ず○ーパーサイヤ人を解除してから作ることになります。このことが伝えたくて僕は今回カツラ2つ用意しました。

 

あっ……。○空なのに眼鏡外すの忘れてた。まあいいか。

 

それじゃ地球のみんな、確定申告はぜってぇ青色でやってくれよな!

Writer Profile
斎藤充博
斎藤充博

1982年栃木県生まれ。元大手ノンバンクの営業職。ライターとして体験取材記事を中心に多数制作している。
Twitter ID:@3216

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